2020年2月14日金曜日

白鳥紳士からの逆バレンタイン

株式会社とっと 山﨑です。

今日は2月14日。甘い甘いチョコレートを贈られ思わず頬がゆるんでしまっている男性も多いのではないでしょうか?
でもお気をつけあそばせ。そのチョコレートには「愛」以外の様々な思惑もしのばせてありますのよ。

さて、今朝一番にご来店されたのは西山の白鳥おじさんこと庭山先生。
庭山先生は西山町の長嶺大池に飛来する白鳥を長年お世話していらっしゃいます。地元では「白鳥おじさん」として知られ、そのおかげで大池には各地から白鳥を見にくる人々が後をたちません。今年も500羽余りが飛来しております。

長嶺大池の見どころマップ
そんな心優しい庭山先生が社長桜井に逆バレンタイン。白鳥の描かれた愛らしいチョコレートをくださいました。

常々社長桜井は「本当の紳士とは、人に気を使わせない。決して威張る事のない高潔な男性の事だよ。」と申しておりますが、まさに庭山先生は本当の紳士。
先生のお車には白鳥たちの餌となるパンくずの大きな袋がつまれていました。

めっちゃうれしい!







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新潟県長岡市三和1丁目3-40  
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2020年1月21日火曜日

米山稔様と三枚のサイン


令和2120日ヨネックス創業者米山稔様のお別れの会が長岡ニューオータニホテルで開かれました。
雪深い越路町塚山から世界へ羽ばたいたヨネックス。今や世界一流の選手たちを支えるスポーツメーカーです。
お別れの会には多くの方々が集まり、偉大な創業者・米山稔氏を偲びました。
そして「とっと」社長桜井は、米山会長とのお付き合いの中で垣間見たチャーミングな横顔を思い出しておりました。


米山会長と桜井のお付き合いは平成14年頃にさかのぼります。その前年に亡くなった三波春夫さんの銅像が塚山に建てられることになり、それを聞いた桜井が、いの一番に寄附を申し出たのです。実は桜井の亡くなったお母さまが三波春夫さんの大ファンだったのです。
するとそれに感激し、三波春夫さんの後援会会長であった米山稔様が桜井に連絡をくださいました。
それ以降「桜井さん、あんた面白い人だね」と親しくして頂き、、会長が88歳になった折には「とてもおめでたいことですから、会長のサインを頂きたいです。」とお願いをしたそうです。
すると後日「桜井さん。例のサインできたよ。取りにおいで」
伺いますとヨネックスのスポーツウェアに小さく小さく「米山稔」と名前が書いてありました。心の中で「違うんだけどな」と思ったそうですが、わざわざスポーツウェアまで用意して頂いた手前、何も言えず、お礼を申し上げて持って帰ってきました。しかし、そのウェアを見た桜井のご長男が「お母さん、どこの洗濯場から盗んできたの!」と一言。
「やっぱりそう見えるよねぇ」と思いもう一度米山会長に電話をかけ、顛末を説明し、再度サインを書いていただくことになりました。
一枚目のサイン サイン見えます?
拡大写真

「桜井さん。できたよ。取りにおいで」
すると今度はばっちり。大きく「カツエさんへ 米山稔 八十八翁」。ところが黒々としたマジックでそのまま書いたものですから、背中にインクの染みが付いてしまっています。「これじゃぁ着れません。」と再度のお願い。(世界の米山会長にこんなに遠慮なくクレームをつけるのもどうかと思いますが・・・)
 
2枚目のサイン
裏にうつってしまったマジックのしみ・・・残念!
米山会長は頭をかきかき「いやぁ今まで何度も有名選手がサインを書いているのを見ているけれど、自分がサインをするのは案外難しいものだねぇ。たかがサインといっても相手を喜ばせるのは大変な事が初めてわかったよ。」
今度はきちんと台紙をはさんで背中に大きく「カツエさんへ 米山稔 2012年 八十八翁」と書いていただきました。
 
三枚目のサイン
おそらく最初の小さな小さなサインは「大きくサインを書いてしまうとウェアを着用する時の邪魔になるだろう。私は有名なスポーツ選手でもないわけだし」というお優しいお気持ちからだったのだと思われます。
二度目のウェアの失敗はこちらの気持ちに早く答えてあげようというお気持ちから・・・・
世界の米山稔は優しく、チャーミングで少しおっちょこちょい。とびっきりの笑顔を持った紳士でいらっしゃいました。
お別れ会でお会いしたヨネックスの社員の方達


先日のお別れの会でヨネックスの優秀な若手社員にお会いしましたが、実際の米山会長にお目にかかったことはなかったそうです。
米山会長はただの「伝説の男」ではありません。会長は何事にも一生懸命で常に「ピンチはチャンス」と口癖のように優しい眼差しで教え導いてくださる方でした。








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2020年1月4日土曜日

明けましておめでとうございます

謹賀新年

昨年中は大変お世話になり誠にありがとうございます
「一年が三年に 三年が 八年に これからも微笑みが積もって積もって空まで続く階段に」 昨年文化功労章を受章した大林宣彦監督から「とっと」開店時に頂いたメッセージです
「つないで」 を合言葉にお祭り用品やお仏壇、お墓を通して スタッフ一同皆さまの絆をたよりに夢中で駆けてまいりました

令和を迎え 祈りを捧げる陛下のご様子が放送される度、改めて歴史の重みと日本の文化を実感します

私達の身近にも先人から受け継いだ日本文化のエッセンス、町内のお祭りや、ご家庭のお仏壇、お墓等 これらに携わる日々を通して皆様からの笑顔に感謝しつつ、さらに縁をつないで参ります。
新年を迎え皆様のご多幸ご健康をご祈念申し上げます


2019年10月26日土曜日

偉丈夫とサッカーボールと水道タンク

株式会社とっと スタッフ山﨑です。

【偉丈夫】いじょうぶ からだが大きくてたくましい男性。また、人格のすぐれた男。(デジタル大辞泉より)


先日長岡のランドマーク「水道タンク」に颯爽と偉丈夫が現れました!元横綱日馬富士!

正真正銘の偉丈夫との撮影で平常心ではいられない社長・桜井
現在、元横綱日馬富士はモンゴルに日本式教育を取り入れた中間一貫校を開校。首都ウランバートルに開校した学校の名前は「新モンゴル日馬富士学園」。すでに740名の学生の入学が決まっています。
将来的にはこの学校で学んだ学生が日本の大学へ留学し学ぶことを応援していきたいそうです。「モンゴルは母の国。日本は父の国。」という彼は日本とモンゴルの懸け橋となり「父の国日本」に恩返しがしたいと語っていました。

彼を応援していたのが「水道タンク友の会」の小林善雄会長。小林会長によれば「彼は本当に立派な男。将来モンゴルの大統領になるのでは?」とのこと。
そのご縁で来岡。長岡市民と暖かい交流を持つことができました。

【篤志家】とくしか 志のあつい人。特に社会奉仕などを熱心に実践する人。(デジタル大辞泉より)

「水道タンク友の会」の小林善雄会長はまさに「篤志家」と言えるのではないでしょうか。戦災もくぐりぬけてきた長岡の「水道タンク」をこよなく愛し、長岡市民のためにこれを守り大切にする活動を行っているだけでなく、いつも誰かのために東奔西走する姿を拝見しております。

先日の台風19号が去った後、信濃川周辺を見回っていた小林会長。そこで流れ着いているサッカーボールを発見、15個余りを回収しました。
そのうち2個が長野市の古牧小学校のものと判明したので、早速連絡をとりボールを返送。
「流れついたサッカーボールを見ていると、被害に遭われた地域の一日も早い復興を願わずにはおれません。」とおっしゃっておりました。
新潟日報にも掲載されました
実はサッカーボールを回収する折にも、ご家族から「危ないからやめて」と止められたそうです。(本当にご家族のお気持ちお察しいたします・・・)
どうぞ熱い気持ちを少しさまして、危険な場所にはくれぐれも近づかないようにしてくださいませ!!












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2019年10月14日月曜日

日本ラグビーと和柄のお話し

株式会社とっと スタッフ山﨑です。

多くの日本国民と同様、私も正真正銘ラグビー「にわかファン」でございます。
「ジャッカル」やら「ノックオン」など少し前なら、「お洒落カクテル?」「アメリカの戦闘機の名前?」くらいに思っていたことでしょう。

さてさてスコットランドとの熱戦から一夜明け、今日、社長桜井がFMながおかさんより取材を受けました。

取材ではラグビー日本代表のお話から、ミセスインターナショナルの世界大会で特別賞を受賞した笹川正子さんの紹介まで・・・
楽しいおしゃべりで是非お耳にかかりましょう!

◆放送のご案内◆
FMながおか「ながおか・人の輪・地域の輪」
第一回 10月18日(金)AM8:30~ 再放送PM7:00~
第二回 10月21日(金)AM8:30~ 再放送PM7:00~

写真でも社長桜井がラグビー日本代表のユニフォームを身に着けておりますが、このデザインは武将の兜をイメージしてデザインされたのだとか・・・
また、地模様として伝統的な和柄が施されております。(Wow! It's so cool!! でございます。)


全体にあしわられた和柄は、それぞれに選手を鼓舞する意味が込められております。

紗綾型(さやがた)

「断えることなく長く続く」という意味を持ち、繁栄や長寿を願う模様。
(永く試合に勝ち続け、目指せ優勝!)

紗綾型

矢羽根

「破魔矢」というように矢には魔をはらうと意味がある。また、「的を射る」縁起のいい文様。
(果敢に敵をなぎ倒し、優勝へ照準をあわせて!)
矢羽根

麻の葉

真っすぐ、ぐんぐん成長していく麻の葉。それにちなみ子どもの成長を願うため、産着に使用されてきた模様。
(一試合ごとに強さを増す日本チーム!)
麻の葉

青海波

無限に広がる海のように未来永劫続く幸せを願う模様。
(これからの日本ラグビーの繁栄を願って!)
青海波

七宝(しっぽう)

円(輪)は和につながり、人とのつながりは七宝(金、銀、水晶などの七つの宝)に勝るほど大切だという意味を持つ模様。
(One for all, All for one!)
七宝

立涌(たてわく)

雲が立ち上がる様子を象っためでたい模様。
(湧き上がるチャンスをつかめ!)

武田菱(たけだびし)

戦国最強と謳われた武田氏が使った模様。

これらの伝統的な模様は「とっと」の商品の中にもございます。
巾着袋
「麻の葉」を使用したお仏壇
そのほか、様々な祭礼品の中にこれらの吉祥模様が見られます。古来より人々が願いを込めてきたこれら意匠には強い力が宿っているのではないでしょうか?
私たち「とっと」も仕事を通して「想い」を繋ぐお手伝いをしてまいります。

そしてそして・・・がんばれっ!ニッポン!!










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2019年10月10日木曜日

みょうがの花

株式会社とっと スタッフ山﨑です。

弊社社長桜井が今年夢中になったのが「みょうが」!
藪の中でも急斜面でもみょうがの気配を察知すると「ハンター」と化してしまいます。
「しゃちょー!あぶないでーす」「しゃちょー!虫が!虫がぁ!」私たちの必死の叫びも届きません。
ゲットしたみょうがは、「とっと」女子社員のサラメシで供されます。
サラダや酢漬けで頂くみょうがは絶品!
「あんた達が好きだっけんさぁ!」と社長は満足げですが、御本人はそれ程みょうがが好きでないことを我々は知っています。(笑)


「みょうがハンター桜井」より聞いたお釈迦さまとみょうがにまつわるエピソードがあります。

お釈迦様の弟子にシュリハンドクという方がいらっしゃいました。シュリハンドクは自分の名前も覚えられない愚かさをいつも嘆き悲しんでおりました。
しかし、お釈迦さまに「自分の愚かさをしっているお前は、自分を賢いと思っている愚か者よりもずっと悟りに近いのだ」と優しく諭され、渡された箒で一生懸命掃除に励んだとか・・・不器用でも腐らず精進を続けた彼はついに悟りを開くことができたそうです。
彼の死後お墓の近くに生えてきたのがみょうが。
みょうがとは茗荷、名を荷うとかきますが、これは自分の名前も覚えられないシュリハンドクが名前を書いた看板を背負っていたからだと伝えられています。

淡く優しい黄色い花に健気なシュリハンドクを偲んだ秋の一日でありました。